2020アメリカ大統領選 観察日記(期間限定)

「ヒラリー・クリントン観察日記」を一時的にタイトル変更してお届けします。

【ヒラリー逆転の可能性?!】各州で選挙人団による投票が。ほぼ全州で「良心に従った投票」を求めるデモ。【選挙人造反まとめ】

いよいよ本日、(アメリカの12月19日)538名の選挙人団による投票が各州で行われます。

11月8日に行われた投票では、ヒラリーが250万票以上多く得票したにも関わらず、選挙人総取り方式により、選挙人数ではヒラリーvsトランプ=232vs306となり、トランプの圧勝となりました。

とはいえ、本日行われる投票で、選挙人による造反がでた場合、「ヒラリー大統領の目がまだあるかも!」と、熱心なサポーターによる「選挙人造反の呼びかけ」がギリギリまで行われているのです。

 

*選挙人総取り&選挙人造反について・・・

まず、11月8日の大統領選で有権者による投票が行われました。その際、各州に選挙人が割り当てられています。例えば、A州に20名の選挙人が振り分けられている場合、A州で一票でも多く獲得した候補者が、20名の選挙人を総取りするのが「選挙人総取り方式」です。

そして、本日の選挙人団の投票を持って、アメリカ大統領は正式に決定します。A州でトランプが勝ったのであれば、A州の選挙人には本日の投票で、トランプに投票する義務があります。

ただし、「トランプやっぱり嫌!ダメ!絶対!」となって、ヒラリーに投票する=造反する人がいるかもしれません。この場合、州によってその選挙人は罰金を支払い、他の選挙人が繰り上げてトランプに投票する場合もあるし、ヒラリーの票としてカウントされる場合もあります。

これは州によってバラバラ。

今までも、選挙人団の投票で造反した人たちはいますが、それによって結果が覆ったことはありません。

ヒラリーがトランプを上回るには、39名の「造反」が必要です。38名の造反では議会にかけられるようですが、今回の選挙で、上院下院ともに共和党が過半数を超えたので、同率の場合、トランプ大統領は動かないと思います。

 

アメリカではこの選挙人団に向けて「良心に従った投票を」と呼びかける運動が広がっていました。

テレビCMはもちろん、こんな署名運動も。

(このブログを書いている間にも署名は集まっているようです)


そして、マイケルムーアも。

彼は大統領選について、ロードムービーを撮る過程で、アメリカの内陸の人たちの様子を見て、トランプ阻止を訴えつつも、「トランプ勝利」を以前から確信していました。

その彼は、ツイッターで今回の造反を呼びかけ、FBに「共和党の選挙団の人たちへ」手紙をUPしています。

 

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彼のツイッターから、ほぼ全米の州でストップトランプのデモが行われているようですが、yahooUSAの政治ニュースのページにそんな記事はひとつもUPされていません。

 

●投票日の前日夜から、投票日当日AM9:00~PM12:00まで

選挙人団の投票が行われる場所で、キャンドルを持って集まるようです。


何人かの造反はあるでしょうが、38人、39人の造反は難しいだろうなって思います。

日本時間では、今日の夜11時ごろからでしょうか。

ミドリーも今日は部屋中の照明を落として、キャンドルを灯し、成り行きを見守ろうと思います。

それ、怖いわ!

普通に見るわ。

 

●選挙人造反についてはこちらもご参照ください。