2020アメリカ大統領選 観察日記(期間限定)

「ヒラリー・クリントン観察日記」を一時的にタイトル変更してお届けします。

【ヒラリー関連ニュース】メリル・ストリープ姐さんがゴールデングローブ賞のスピーチでトランプを暗に批判。「軽蔑は軽蔑を生む」。

メリル姐さん、お待ちしておりました。

民主党全国大会での姐さんのスピーチに、それはそれは感動したミドリーですから、

姐さんの近況が気になっておりました。

そうしましたら、ゴールデングローブ賞で名誉ある賞を受賞された際のスピーチで、

ドナルドを名指しすることなく批判したというではありませんか。

大女優に上から目線で失礼ですが・・・「大人です」。

ご立派ですわ!

 

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 姐さんは、ドナルドが、身体障碍者である記者の物まねをしたことを取り上げ、

「パフォーマンス」という言葉を用いて批判しました。

演技者として最高レベルにいる姐さんの口から「ドナルドのパフォーマンス」を語ったことは、とっても重みがありました。

そして、本当におっしゃる通りなのです。

上にリンクを貼ったハフポスさんの記事の引用です。

”私はこの年、あるパフォーマンスで衝撃を受けました。私の心にはそれが突き刺さったままです。良かったからではありません。いいことなんてまったくありません。しかしそのパフォーマンスは影響力があり、功を奏しました。意図的に作られた聴衆を笑わせ、敵意をむき出しにさせたのです。そのパフォーマンスがあった瞬間とは、我が国で最も尊敬される地位に就こうとする人物が、障害を抱える記者の真似をした時のことです。その人物は、特権を持ち、権力を持ち、反撃する力もその記者よりはるかに上です。それを見た時、胸が張り裂けるような思いでした。今でも頭から離れません。映画じゃないんです。現実の世界の話なんです。”

 

この時のドナルド・トランプの様子はヒラリーのCMにもよく使われていましたし、日本のマスコミでもよく流れました。

あー、なんだか、ヒラリー敗北時の絶望感がまた襲ってくるようです。(遠く日本でいらないお世話ですが、ほんとにあの時ミドリーは絶望しました)

その理由も、メリル姐さんははっきりと述べました。

 

”このような衝動的に人を侮辱するパフォーマンスを、公の舞台に立つ人間、権力のある人間が演じれば、あらゆる人たちの生活に影響が及び、他の人たちも同じことをしてもいいという、ある種の許可証を与えることになるのです。軽蔑は軽蔑を招きます。暴力は暴力を駆り立てます。権力者が弱い者いじめをするために自分の立場を利用すると、私たちは全員負けてしまいます。”

 

そうなんですよー。こういう話になると、

”you may say I'm  a  dreamer” でOKだ!と迷いなく思うミドリーです。

 

ドナルドvsヒラリーで、史上最悪の選挙と言われましたが、

ヒラリーがお金でどんな汚いことしていたとしても、メール問題で下手を打ったとしても、ヒラリーはこんなことをする人ではなかった。

メリル姐さんも、わざわざこんな超当たり前のことを言わないといけないって、今のアメリカの道徳観ってなんなのよって、内心超がっかりだったと思います。

 

早速メリル姐さんに反撃ツィートしたドナルドですが、

それを読んでこれまた大喜びする人たちも多くいるんだろうね。

ヒラリーとの討論会の時と同じだ。あーあ。

 

ミドリー、アメリカ住みじゃなくてよかった。

アメリカ住みやグリーンカード持っていたら、

こんなに早く立ち直れていないかも。

セーフ!

 

 ●民主党大会で輝いていたメリル姐さんの記事はこちらです。キラン☆