ヒラリー・クリントン観察日記

2016年大統領選の「ヒラリー・クリントン観察日記」に引き続き、何かを観察してみます。

【大統領選】暴言でもいい。自分の言葉で発信し続けたトランプの言葉は、やっぱり強かった。【ひとり反省会①】

ヒラリー敗北後、まだまだ力のでないミドリーです。

愉快な写真を載せる元気がでないですぅぅぅぅぅぅ。

 

土日はいろんなメディアで大統領選に関する考察が行われていました。

「ごもっともです!」というお話がたくさんでとっても勉強になりました。

 

いろんなことを見聞きすると、

あとひとつ、この要素があればヒラリーが勝った・・・

という次元の話ではなかったな、というのが、

ミドリーの正直なところ。

 

いやしかし、とっても辛いですが、そろそろミドリーも、

気持ちを吹っ切るためにも、悲しみに向き合い、

大統領選を総括しないことには、次にすすめないってことで。

(どこに進むかもわかってないけど)

ひとり反省会を開催します!!!

 

まず、土日に「敗北宣言後のヒラリーの様子」をチェックする過程で、

「これは!」と思ったことがあり・・・・反省会初回のテーマとします。

 

それは、土曜のNHKスペシャル「トランプ大統領の衝撃」で

最後にチロリとお話ししていた「ツイッター」のこと。

ツイッターの行く末が気になる今日この頃だけど・・・。

 

ヒラリー陣営もツイッターを活用していましたが、

やはり、使い切れていなかった!と断言していいと思います。

 

今回の大統領選では、あえてツイッター

暴言を独り歩きさせた

トランプに軍配が上がった。

打ってるのがすべて本人ではないにしても、明らかに本人発信の体をとっていたし、

リアルタイムに、飾らない言葉を発信していた。

飾らない言葉は強いです。

(キャッチフレーズ対決もいずれ考察せねば。ヒラリー負けてたから)

 

かたやヒラリーのツイッターは、ヒラリーのスピーチからの引用や思い出写真ばかり。

それもヒラリー自身の言葉ではあるけれど、

SNSに載る時点で、すでに生きた言葉ではない。

 

そういえば、ヒラリーは敗北宣言後も、

自分の思いを自分の言葉として、

公式には発信していない。

サポーターのSNSや、「選挙本部からヒラリーの言葉として」だけ。

サポーターの言葉も演出されたものと勘ぐられるし。

ニュースはどう揺らぎ、どの文脈を切り取られるかわからない。

 

これを痛感したのが、前記事でUPしたヒラリーの「ベリベリタフデイズ」の記事が、

下記のように変化していることがわかったから。

 

1)最初にみつけたピープルの記事(12 nov  am12:12)

→この記事はエンタメ誌の記者が、ヒラリーサポーターのSNSから探した情報が基本となってる。いまは削除された動画のコメ欄には、メディア何社かから掲載させてとお願いがあった。

昨日ミドリーがUPした記事はこれをもとにしています。

その中で、ヒラリーの電話会議(?)での言葉として紹介されていた文の一部。

 

Look I’m not going to sugarcoat it: These have been very, very tough days. This is a tough time for our country. I think we have seen how people have been reacting to the events of this election and I know we have got to be reaching out to each other to keep it clear in our own minds that what we did is so important.

 

 2)後発のワシントンポスト(12 nov  pm1:15)

1)から半日遅れて出た記事です。1も選対本部へ取材しているでしょうが(ヒラリーの長い話が載っているし)、ワシントンポストとしては、当然のことながら選対本部への取材をしっかりとしていると思われます。

 

“I am heartbroken,” she said Saturday, with a sad laugh. “I’m not going to pretend otherwise. This is a very, very tough loss and especially because everyone worked so hard.”


3)そして、ワシントンポストを元にした「時事通信社」の記事をもとにした

日本の「ライブドアニュース」。


この3つを並べてみると・・・・

 

1)と2)では「ベリベリタフデイズ」の前文、後文が違う。

英語を勉強しておけばよかった!と本当に悔やまれますが、この文だって、微妙にニュアンスがかわってくるのでは?

 I’m not going to sugarcoat it」→「I’m not going to pretend otherwise」

 ワシントンポストにsugarcoat なんて使えないってことなのかもだし。(妄想)

選対本部がワシントンポストの取材に答える際には、ヒラリーの言葉として掲載される文章はすでに精査されていて当然。とはいえ、なにより、大きいのは、

2)では、“I am heartbroken,”が追加されている。

その一言だってスクープみたいなものと思うけど。

ヒラリー陣営が、ワシントンポストを通じて一番言いたかったのは、

コミー長官のメール再捜査発言への非難。

それだけだと、「また文句ばかり」という批判防止策として、

ヒラリーだって人間だ。「ハートブロークンなんだよ」と同情してもらう必要があると選対本部が判断したから?と、穿った見方ができる。

 

最後に、3)の日本メディアになると、メール再捜査に関心のある日本人は少ないだろうから、見出しには判官びいき日本人受けしそうな「胸張り裂けそう」をピックアップする。

 

以上は、数個のニュースを見ただけで、考察と言えるしろものではないけれど、

情報はこのようにして「揺らぐ」ものだという例として

手っ取り早いので載せてみました。

 

ヒラリーの選挙運動は、SNS戦略をしていたとはいえ、情報発信の中心はSNSではなく、やはり旧時代的。選対本部から有益と思われる情報を大手メディアにリークする、が、基本だったのでは?

これだと、「有益と思われる」部分で判断を誤っては意味がない。

 

SNSで、あらゆる情報がリアルタイムで流れるようになった。

そこで、問われるのは、やはり、ヒラリー自身の魅力だったんだね。

政策や実績の良いところを流すことだけでは足りなかった。

 

ヒラリーの本音が圧倒的に足りなかったんだ。

 

本音丸出しのトランプは賛否両論あっても、惹きつける力は半端ない。

そして、本音は面白いから、宣伝費を使わなくても勝手にひろがってくれた。

 

今の時代、有権者が聞きたいのは、

選対本部や、マスコミの思惑で「揺らぐ情報」ではない。

短い言葉で、リアルタイムで、本人が打ち込んだ言葉だったように思う。

 

大統領選が終わっているので今さらですが、

「アイアムハートブロークン」

と新聞メディアに流すなら、

ヒラリーが自身のツイッターで打つべし。

 

あの日だって、FBIの再捜査が始まったとの一報に対して、

小難しい正論を並べたてずとも、

アイアム・ハート・ブロークン

で、よかったのかも。

 

♡と泣きの顔文字がはいっていれば、なお、よかった。

アイアム♡ブロークン:-(

 

あ、なにも、お茶目に走らなくても、そこはヒラリーらしくね。

 

結局ヒラリーは追訴されなかったにも拘わらず、

トランプのツイッターでは、

「犯罪者は大統領選を続けるな!」

って言葉が、すぐに発信されていたもの。

 

ドナルド・・・・・。