2020アメリカ大統領選 観察日記(期間限定)

「ヒラリー・クリントン観察日記」を一時的にタイトル変更してお届けします。

ヒラリー☆大統領候補指名受諾演説 vol.3

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                      Photo: David Paul Morris

ヒラリーの指名受諾演説。

白いスーツで登場した時は、「私はイングランドと結婚します」の

エリザベス1世がチラリと頭をよぎったミドリーであった。

 

1時間にも及ぶスピーチには、見どころは当然盛りだくさんでしたが、

ミドリーがヤラレタのは、なんといってもココ!

 

Donald Trump says, and this is a quote,

'I know more about ISIS than the generals do.'

 

(ちょっと間)

 No, Donald, you don't.

(マイケルジャクソンには負けるけど、13秒の間)

 

くぅぅぅ!!!男前すぎた。やっぱり、間は大切だわ~。

この時の正面を見据えた顔が何とも言えずよかったですよ。

ヒラリーの自伝映画が製作される際には、

オーディションで役者に演じさせるならココだね!

 

ドナルド・・・・っていう名前がまたこの瞬間にはまったね。

トランプが登場した大統領選のネズミーランド的な能天気さがシンクロして。

かたや、クソ(失礼)真面目なヒラリーが、クソ(失礼)真剣な表情で

カメラ越しにドナルドを射抜く。

 

確固たる自分の信念を瞳にたたえながら、攻撃的ではなく、

むしろ哀れみすらたたえていたような。

これを観たトランプ陣営やヒラリー嫌いの人たちは

これまたプライドをめちゃめちゃ刺激されて

「なんなんだ、あの上から目線は!」って怒り出したに違いない。

 

それぐらい、この時のヒラリーは落ち着いていたし、

相手から攻撃されても、攻撃的な言葉で仕返しすることもないだろうなと思えた。

 

アカデミー主演女優賞を受賞したこともないのに、この表情、この態度。

あっぱれだわ~。演技じゃないってことなんだろうね。

 

今回のスピーチのココを観て感じたのは、

トランプとヒラリーでは、立っているステージが全く違うってこと。

この瞬間のヒラリーはすごく男前で、表情もとっても厳しかったけど、

意外なことにミドリーが感じたのは女性らしさ。

トランプや反対勢力を「包み込む」許容力です。

 

なるほど8年前にはなかったかもしれないなぁ。

 

Vol.4に続く。