今さらながら【予備選】って何なのよ!
*ミドリーお手製の一覧表。3月8日以降の表は後日公開。
いま行われている予備選は、今年の11月に投票が行われる大統領選に向けて、民主党と共和党それぞれの党を代表する候補者を選ぶものです。
2008年からヒラリーを見守っているミドリーですが、わかったようなわからないようなまま、やり過ごしておりましたww
このままじゃいかん!と、この度、自分で一覧表を作ってみましたところ・・・・
超わかりやすい!
ミドリー、今までの知識とグーグル先生の力を借りて、民主党に絞って書きます。
まず、有権者に訴えたいのは、予備選挙は代議員を選出する間接選挙のこと。
この「代議員」とは一般党員の代理人で、人数は各州の人口に応じて割り当てられています。(それが表の「代議員数」)。
代議員候補はあらかじめ支持する候補(ヒラリーかバーニーか)を決めています。自分を支持する代議員をより多く獲得したほうが党の代表になるんですって。
で、この選挙方法には2種類あって、ひとつは代議員に票を入れる秘密投票(予備選挙)。もうひとつが党員集会(コーカス)。これを総称して予備選挙なんですってよ。どちらを選ぶかは州によって違うようです。
このコーカスってのが謎だったのですが、公民館や体育館にみんなで集まって、話し合いや挙手でグループ分けを繰り返すんですって。アメリカ在住のエリさん情報によれば、最後はコイントスで決めた場合もあったとか!オーマイ!
*なお、民主党の表にだけある「特別代議員」とは、党の幹部役員や公職政治家。この人たちは予備選挙の結果に拘束されないから、候補への支持表明を最後まで保留することができるんですって。ああ、これ2008年の時、ごちゃごちゃしてた気がする!
【ミドリーの疑問】例えば代議員候補で、ヒラリー派(トム、ジム、ケリー)とバーニー派(ケン、ビリー、ケイト)がいるとするでしょ。投票の時でも話し合いの時でもいいんだけど、そのとき全面に出る名前は「トム」のか「ヒラリー」なのか。もし、「ヒラリー」の名前が全面にでるなら、「トム、ジム、ケリー」から一人落とさないといけないときに基準がないから、やっぱトム、ジム、ケリーの名前が出るわけ? でも、そんなの見たことないんだよなー。(調査続けます)
↑【追加】日本みたいに代議員に順位がついてるのでは? ってか、日本がこれを真似してるんだよね、きっと。
ここまでOK? ミドリー疑問もあるけど、大体OK!
落ち着いていこや~!
さらに、民主党の場合は、「比例代表制」をとっているので、代議員議席は州の得票に比例して、各候補に配分されます!
ここで一覧表が役に立ちますね。
3月8日のミシガンとミシシッピーをご覧ください。
ミシシッピーは黒人に強いヒラリーの圧勝でした。「ヒラリー83%:バーニー16%」の得票率だったので獲得代議員数も「ヒラリー29:バーニー4」でした。ね、ヒラリーたくさん議席もらえてよかったよね。
片やミシガン。もともとはヒラリー有利と言われていましたが、大接戦の末バーニーの勝利。大きなニュースになりました。でも、大接戦だったので、得票率も「ヒラリー48.28%:バーニー49.82%」。結果、獲得代議員数は「ヒラリー57:バーニー65」です。ね、ヒラリー負けても、議席はあまりかわらないの。
これが、実におもしろい。
一覧表では、勝者にピンクの色を付けていますが、比例代表制なので勝った州の数はあまり関係なく、あくまで「獲得代議員数」が大切ということ。
ところで、ちょっと共和党をみてください。「0」「0」とあるのは、勝者総取り。(民主もバージニアはヒラリー「0」だな。こういうのもありなのね)。2月20日のサウスカロライナが総取りでトランプが一気に50も議席を取ったことで、勢いつけちゃったんだろうなってわかります。
最後に、党の指名を勝ち取るには、代議員数の半数以上(2382)を獲得する必要があります。
現在、
ヒラリー1220 vs バーニー621
3月15日のフロリダ・イリノイ・オハイオ・ノースカロライナという大票田の動向が気になるところ。バーニーが想像以上に頑張っているから、ちょっとドキドキです。
共和党は、フロリダ・ニューヨーク・カリフォルニアでルビオがどこまで頑張れるかなぁ。ニューヨーカーはさすがにトランプを選ばないと思うけど、トランプタワーもあることだし・・・どうなる? どうなる?
今後のことは、表を見ながら考える方が断然おもしろいので、またUPします!
ええ、勝手に!(笑)